年越し前にチェック!窓ガラスフィルムで冬の冷気をシャットアウト
皆様こんにちは!冬本番に近づくにつれ、室内の「冷え」に悩まされる人は自然と増えていきます。
とくに年末は寒気が強まることも多く、「暖房をつけても部屋が暖まらない」「窓際がとにかく寒い」「暖房費がかさんで不安」という声を多く耳にします。
その原因の大部分は、家の中で最も熱が出入りする“窓” にあります。
実は、冬の暖房が逃げてしまう熱損失の 約50〜60%は窓から と言われており、せっかく暖めた空気が外に流れ出し、結果として暖房代が上がり続けることになります。
本記事では、年末のうちにしておくべき窓まわりの準備について窓ガラスフィルムに注目してご紹介していきます!
■なぜ冬の冷気は“窓から”入ってくるのか?家が冷える本当の理由

◆冬の「寒さの正体」は窓にあった
冬になり、外気温が5℃を下回るようになると、窓ガラスを触った瞬間にヒヤッとすることがあります。これは、ガラスが外の気温をもろに受けて熱を逃しやすい素材であるためです。
プラスチックや木材に比べ、ガラスは熱を伝えやすく、室内の暖かい空気がガラス表面に触れた途端に冷やされてしまうのです。
結果、複層ガラスや断熱ガラスではない、フロートガラスを使っている場合
- 暖房を入れても暖まりにくい
- 窓際だけが極端に寒い
- 足元の冷えがつらい
といった問題が起こります。
◆暖房の熱は“窓”から逃げていく
一般家庭の熱損失を調べると、冬の暖房が逃げる割合は以下のようになります。
- 窓:50〜58%
- 壁:15%
- 換気:15%
- 床:7%
- 天井:5%
つまり、窓の断熱対策をすれば、暖房効率は大きく改善できるということです。
◆結露も“窓が冷たい”ことが原因
冬の悩みといえばもう一つ、「結露」。
この結露も、窓が冷たくなりすぎて室内の暖かい湿気を急激に冷やすために起こります。結露は放っておくとカビの原因になり、壁紙や床材の傷み、健康面への影響も見逃せません。
◆古い家ほど「窓の冷え問題」が大きい
築年数の古い住宅やアパートでは、いわゆる「普通板ガラス」と呼ばれる「フロートガラス」が多く使われています。このタイプは特に熱が逃げやすく、
・冷気がダイレクトに流れ込む
・窓際で温度差が大きい
・暖房費が上がる
といった問題が顕著です。
そのため、年越し前に“窓の冷たさ”を改善するだけで、冬の暮らしは劇的に変わります。
■窓ガラスフィルムで冬が変わる!冷気シャットアウトの仕組み

◆窓ガラスフィルムで断熱層をつくる
このような窓廻りの寒さ対策として有効なのが、窓ガラスフィルムです。
既存の窓ガラスに断熱機能のある窓ガラスフィルムを貼ると、ガラスの表面に「薄い断熱層」がつくられます。
ガラス単体よりも熱が伝わりにくくなり、外の冷気がダイレクトに室内へ入り込むのを防いでくれるのです。
◆暖房の熱を室内にキープ
寒さ対策に用いられる窓ガラスフィルムには遮熱・断熱の両方の機能があるものが多いです。
そのため、冬は暖房で暖められた空気が外へ逃げにくくなり、部屋全体がふんわりとした暖かさを保ちやすくなり、夏には外からの熱が室内に入りにくくなり、年間を通して冷暖房費の節約に貢献してくれるのです。
◆結露しにくい環境へ
断熱・遮熱の効果によってガラスの“冷たさ”が和らぎ、結露の発生を減らすことができます。そのため、掃除の手間やカビ発生リスクを大きく抑えられます。
◆冬だけじゃない!オールシーズン役立つ
窓ガラスフィルムは遮熱・断熱以外にも、以下のような機能のものがあります。
複数の機能を持ったフィルムもあるため、豊富な種類の中から用途に応じて適切なフィルムを選ぶことができます。
- 夏の強い日差しをカット
- 紫外線を99%以上カット
- 窓ガラスを強化して防犯性を高める
- 飛散防止で災害時も安心
- ミラータイプでプライバシー保護
つまり、寒さ対策として導入しても、春・夏・秋すべての季節で活躍する のがフィルムの魅力です。
■窓ガラスフィルムの選び方

◆冬の冷気を防ぐなら「断熱フィルム」が基本
冬の寒さ対策を第一に考えるなら、断熱性能のあるフィルムを選びましょう。多くの場合は遮熱性能も兼ね備えた「遮熱・断熱フィルム」となっています。
◆透明?ミラータイプ?
外観を通常のガラスと変わらないようにしたい場合は透明タイプがおすすめです。
また、外からの視線を防ぎつつ自然光を取り入れたい場合には、“ミラータイプ”がおすすめです。
◆DIYとプロ施工の違い
最近はホームセンターやネットでもDIYフィルムが多く販売されていますが、冬の断熱効果をしっかり求めるならプロ施工がおすすめ です。
DIYの特徴
○フィルム代だけなので安くできる
×施工が難しい
×ガラスの種類によっては熱割れのリスクも
プロ施工の特徴
○ガラスに合わせて最適なフィルムを選べる
○施工が綺麗
○市販品よりも高性能なフィルムの取り扱い
△費用はDIYより高くなる
冬の寒さを本気で改善したいなら、コストをかけてもプロの方が確実です。
◆賃貸でも貼れる?
“貼って剥がせる”タイプもあるため、賃貸でも可能です。ただし、管理規約で許されているかは事前に確認が必要です。
また、剥がすときに糊残りしないためにも、貼り付け・剥離ともにプロに依頼するのがおすすめです。
■窓ガラスフィルム+αでもっと暖かく。年越し前にやっておきたい寒さ対策

年末になると外気温がぐっと下がり、暖房をつけていても「なんとなく寒い…」という状態になりがちです。
新しい年を暖かく快適に迎えるために、ぜひ窓ガラスフィルムを取り入れていただきたいと思います。
そして、さらに他の対策も組み合わせることで、もっと暖かく過ごせるようになります。ここでは、おすすめの+αの寒さ対策をご紹介します。
◆窓ガラスフィルム+αの最強コンビ
①厚手のカーテン
カーテンは窓の断熱に役立ちます。窓ガラスフィルムと合わせて厚手のカーテンを加えると、暖房効率がさらに上がります。
またフィルムの効果で結露しにくくなれば、カーテンのカビ対策にもなります。
●サッシのすきまテープ
窓ガラスフィルムはガラス面の断熱はできますが、隙間風を防ぐことはできません。もし、サッシに隙間がある場合には100円ショップでも買える隙間テープを活用しましょう。
隙間テープは、サッシ以外にも室内の建具の隙間などにも活用できます。
●足元にラグやカーペットを敷く
窓から流れた冷気は下に溜まりやすいので、足元対策も効果的です。あたたかいカーペットなどを敷くことで、足元の冷えを軽減できます。
窓ガラスフィルムを“主役”としつつ、各種アイテムを組み合わせ、より快適に冬を過ごしましょう!
冬の寒さ対策は「暖房を強くすること」ではありません。「暖房を逃がさないこと」 が最も重要です。
そのための最強アイテムが、窓ガラスフィルム。
窓の冷たさを改善し、冷気をシャットアウトし、暖房効率を上げ、結露も減らせる。しかも貼るだけという手軽さ。
年越し前の今こそ、窓を見直す絶好のタイミングです。
暖かい家で新年を迎えるために、今年の冬は「窓ガラスフィルム」で快適な住まいづくりを始めてみませんか?
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